こんにちは、のりこぐまです♪
カバーステッチミシンについて語りたいと思います〜。
ミシンの種類
- 家庭用ミシン
- 職業用ミシン
- ロックミシン
- カバーステッチミシン
*正確には、上記ひっくるめて家庭で使われるミシンは、
工業用と比較し、全て家庭用ミシンと分類されるのですが、
ここでは便宜上、職業用ミシンと比較して家庭用ミシンと呼ばせていただきます。
これまで。
家庭用ミシン。
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ロックミシン。
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と、ご紹介してきましたが。
そうですよね、そういう方も多いかと思いますので。
どんなことができるミシンか、
ご紹介していこうと思います♪
目次
カバーステッチミシンってこんなミシン!
さて、カバーステッチミシン。
どんな縫い方ができるミシンかと言いますと。
モノにもよるのですが。
表は2本ステッチ(直線縫い)が走っていて。
裏は糸が複雑に絡み合った風になっているのではないかと思います。
こんな風に。
表は直線、裏はロックミシンの縁かがりのような縫い方を、
一気にすることができる。
我が家にあるのは、ベビーロックさんのふらっとろっくなのですが。
ご覧のように、3本針4本糸まで可能なので。
表に来る針糸は3本まで使うことができます。
なので、3本、2本×幅2種類、1本の合計4種類の縫い方が可能になっています。
文字だけだとわかりにくいですよね(汗)。
実際に並べてみるとこんな感じになります〜。
一番上が、一番使う2本針3本糸で、幅が2種類。
真ん中が、3本針4本糸で、使ったことがありません(笑)。
この2種類は、あと出ててきますが、「カバーステッチ」という縫い方です。
そして一番下が、針1本の縫い方で、
こちらは「チェーンステッチ」と呼ばれます。
です、です(笑)。
ロックミシンより、縫い方の種類が多いのもカバステの特徴かと思います〜。
カバステがあるとできること♪
では、そんなカバステ。
どんな場面で使うのか、次に見ていきましょう♪
カバーステッチで裾上げが一発!
はい、まずはなんと言ってもこちらですよね〜。
裾上げ、つまり、袖口や裾を二つ折りにして始末する時のことなのですが。
これまでご紹介してきたミシンの場合は。
ところが、カバーステッチミシンの場合は。
カバステでできる、カバーステッチという縫い方を利用します。
カバーステッチとは
表は2本の直線、裏は2つのループが絡んだ縫い目になります。
既製服のTシャツの袖口や裾にこの縫い目がよく使われています。
トリプルカバーステッチは表が3本の直線縫いになり、飾り縫い、裾始末、ゴム付け等に適しています。
*ふらっとろっく説明書より抜粋。
つまり。
裏では生地端を包み込みつつつ(ほつれ防止)
表ではステッチがかけられる
そんな縫い方になります。
この縫い方ができるので、裾を二つ折りして1回ミシンをかけたら、
それで「はい完成!」とすることができるのです〜。
*ただしロックミシンで布端処理をしてからカバステを行う例も多く見かけます。
しかも、直線ステッチ部分もロックミシンのように、
伸びに対応できる縫い方となっているので、
直線ミシンにありがちな糸切れのリスクも低減されます♪
はい、あると便利な1台であることには間違いありません♪
なお、カバーステッチだけでも機能的には問題ないのですが、
先に布端にロックをかけてからカバーステッチしている例も見かけます。
結構、メーカーというか、値段で差があるので面白いですよ(笑)。
安価なところは大抵カバステ一発です。
ユニクロはロックもかけてることが多く、さすが、って感じですw
逆にハイブランドでも一発カバステのところも。
カバステのみで全く問題ないと思いますが、ロックありの方が丁寧な感じですかね〜。
(のりこぐま超個人的見解w)
チェーンステッチで直線縫いも♪
続きまして、チェーンステッチのご紹介をしましょう〜。
チェーンステッチ
チェーンステッチは二重環縫いとも言われている縫い方で、
表が直線縫いになり、裏が環状になっています。
普通ミシンの直線縫いとは異なり、丈夫な上に伸縮性もあります。
*ふらっとろっく説明書より抜粋。
つまり、チェーンステッチとは。
という縫い方になります。
そのため、糸切れの恐れがあるTシャツの衿ぐりのステッチなどによく使っています。
あとは後述しますが、ニットの四つ折りバインダーなどにも
便利な縫い方になります。
市販の洋服でも、意外と使われているので!
ストレッチ入りのデニムパンツのウエスト部分などでも見かけました〜。
ぜひ、お手持ちのお洋服をちょっとひっくり返して裏を確認してみてください♪
バインダーで簡単三つ折り・四つ折り
カバステを手にしたからには…。
カバーステッチ、チェーンステッチだけでは終わりません!
はい、縫い方は基本的にその二つなのですが。
ここから応用編です!
カバーステッチ+バインダーです!
そうですよね、バインダー、なかなか馴染みがないかと思いますが。
とっても便利なグッズになります♪
こんな感じのグッズで、四つ折り、三つ折りがあります。
こちらのバインダーを。
こんな感じでカバーステッチミシン本体に取り付けまして。
バインダー布をセットしまして。
縫いますと。
一気に縫うことができるんです〜。
仕上がりはこんな感じ!
なお、バインダーを使う場合は。
四つ折りの場合は、チェーンステッチを。
三つ折りの場合は、カバーステッチを使うのが一般的です。
これ、例えば四つ折りのニットテープを作るとして、バインダーがなかったら。
アイロンであらかじめ四つ折りするの、必須ですよね。
三つ折りの場合は、裏側に布端が来てしまうので。
カバステなしで同じ見た目にしようと思ったら…。
相当めんどくさいです!
多分、あらかじめバインダー布の片側にロックかけるんだろうなぁ…
ですので、カバステがあるなら、バインダーはぜひ挑戦して欲しい縫い方になります♪
カバステ、ホントにいいことだらけ?ホントに必要??
ここまで、カバステについて、どんな縫い方ができて。
どんなメリットがあるのか、お伝えしてきましたが。
ここから…カバステの実態をお話ししましょう!
他のミシンよりも難易度はアップ↑
えぇ…
そうなんです。
正直…
んですよ〜。
うーん…。
私個人の問題かもしれないのですが。
糸調子はしっかり糸を噛ませることで比較的解決しやすいです、また別記事にします〜。
それから。
カバステは基本表を見ながら裾上げするのですが。
もちろん、どれも練習することで解決したり上達したりはするのですが。
思い返してみたら、初めに家庭用ミシンを使ったときは、
直線縫いするのにも苦労したような覚えはあるのですが。
今までのミシンよりもちょっとだけ、練習が必要、というイメージです。
でも、練習することで確実に上達はしますので、そこはご安心を〜。
かくいう私も…
これからもカバステ頑張ります〜♪
コストも考える必要あり
そしてもう一つは、コストの問題。
初めにも書きましたが。
裾上げは、ロックorジグザグ+直線で対応できますし。
チェーンステッチも、レジロンなどの伸びに対応した糸+直線で問題ないことも。
そして。
カバステそのものだけで作れるものって…
ものすごく限られる、というか、基本ないんですよね…
そして決して安くないですし、場所も取ります…
糸も本数用意しなくてはなりません…
私の場合、カバステとロック両方使う時は都度糸を移動ですよ!
両方同時に使えるように糸を用意するなんてできません(涙)
はい、それでも必要か、というのは考える必要があるかと思います。
おすすめなのはこんな人!
さて、そんな側面もあるカバステなので。
おすすめするのは…
カバステ、こんな方におすすめ!
- ある程度ミシンに慣れ親しんでいる。
- もう一歩、作品の完成度を上げたい。
- 作品の幅を広げたい。
ちょっと敷居が高い…感じはしますが、今は、
カバステの使い方もいろんな方がアップしていますし。
使い方次第では時短にもなるので、そういう観点でもいいかもです♪
そして、何より、カバステがあると。
もし、カバステにそろそろステップアップしてもいいかな…
と思っている方がいましたら、そこはぜひ後押ししたいところ〜。
ぜひぜひ!
このブログもお手伝いできるよう、また色々記事をアップしていきますね〜。